（ ２００４／３／７〜１４ ）
アメリカに足を踏み入れるのは４度目。
最初は、二度目の海外旅行でスペインを旅した時。旅行社の都合で南回りで行って、帰りは北回りに。
なんと往路と帰路で世界一周してしまった。
その帰りの便はロンドン１泊、ニューヨーク１泊という今から考えれば「？！｣となるような日程だった。
ニューヨークの一泊は、現地にいた知人の案内でレストランで分厚いステーキを食べて、念願のジャズ
Liveスポット『ビレッジ ヴァンガード』に連れて行ってもらって終わり。正直なところ時差ぼけで眠くて
眠くて演奏はほとんど聴いてない･･･。
その次は、もとお隣同士だった家族と一緒の個人旅行でサンフランシスコ約１０日間。
サンフランシスコ在住の知人が借り切ったマイクロバスで日本から総勢６名、サンフランシスコ近郊を
転々と旅した。４歳と５歳の子供連れの旅で、それはそれで面白かった。
一番最近は４年前の母との二人旅。
ナイアガラ２泊→シアトル１泊→バンフ２泊（カナディアンロッキー）→ラスベガス２泊（グランドキャニオン）
旅行中、少なくとも５回は乗換えがあり、母と二人見知らぬ空港内をウロウロしつつ、どうにか目的地から
目的地に辿り着いた。
いずれも超ブロークン英語の私。
皆さんに助けられながらの何とかの旅だった。
そして、今回、無謀にも「そうだ、ロサンゼルスに行こう！｣と思い立ってから２週間目。
私はLos Angeles行きの飛行機に乗っていた。
今回、終始サポートしてくださったのは在米30年というＡさんご夫婦。
言葉に尽くせないほどお世話になりました。
| ３月７日 | タイ国際航空 ＴＧ772便 成田発１７：１５ | ||||||||||||||||||
| ちょっと遅れながらも、ほぼ順調に離陸。私の席はなんと中央。左側にはアジア女性、一つ空席を置いて右側には白人のおじいさま。白人のおじいさまが時々英語で話しかけてくるが、単語しか分からない。それでもなんとか会話は成り立つもんだわいって感じ。 左側のアジア女性が日本女性と分かり、話が弾みだす。と、右側のおじいさんが突然、保安官バッジのついた手帳のようなものを「ワシはこういうもんじゃよ｣って感じで見せてくれる。何かのライセンスらしく「Judge｣という単語だけ読み取れた。裁判官?! 隣の日本女性･Ｂさんが通訳してくれたところによると、おじいさんは「先に自己紹介しとったほうがいいと思ってな｣と我々に見せてくれたのだと。 このＢさんは在米30年、Los Angeles（L.A.）から数時間の地でご主人と日本料理店をやってらっしゃるとのこと。アメリカに着くまでの半分以上の時間、Ｂさんと日本人とアメリカ人の違いなどで喋りっぱなし。 ２回の食事もしっかり食べた。そのうちの１回はステーキをペロリ。まずは快調空の旅。 |
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| ３月７日 （現地時間） |
ＬＡＸ着 ０９：５０（時差のため、日付は同じ） | ||||||||||||||||||
| 入国所手続きや荷物の受け取りなどで空港を出たのは１１時過ぎだったかも。 ホテルのチェックインの時間までＡさんご夫婦の車でサウスベイへ。 日差しが暑い。こりゃ、もう夏だ。 新鮮なシーフードの店でビールを飲み、プリプリのエビをいただきく。ウメェ〜ッ！ このビーチには観光施設が立ち並び、多くの人々が散策していたけど、足元の海水は底が見えるほど澄み切っておりキレイ。日本のビーチとかなり違うぞ･･･ 画像をクリックすると拡大します
午後、ホテルにチェックインしてから早速取材開始。 数ヶ所を車で見て回る。
途中、急に吐き気に襲われる。あれれ？？？ 暑さと疲れのせいかな？？？ ホテルに帰る途中、Ａさんお勧めの安くてすごく美味しいというワインとチーズを買って帰る。 途中、Aさんのご自宅にお邪魔して、奥様からワインオープナーを借りる。
で、ホテルの部屋でワインを開けようとするが、私の力では引いても引いてもコルクが抜けないよぉ（涙） 仕方が無いので、今日のところはチーズだけ食す。このブルーチーズがメチャクチャ美味しかった！
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| ３月８日 | 予想気温は最高３２度〜最低１３度。日中は真夏だった。 Ａ氏の車で、ダウンタウンへ取材。 目的地まで、Ａ氏はわざわざＬＡのメイン通りを通ってくれる。 ビバリーヒルズやロデオドライブ、サンセット通りからハリウッド通りを通り、コダックシアターやチャイニーズシアター、ウォーク･オブ･フェイムなどを車の中から観光。ハリウッドサインもちゃんと見ましたです。
しっかり食べて元気をつけねば。と昼食はリトル東京の日本食の店へ。お〜っ、なんとなんと素麺があるではないか。 夏の主食は素麺といってもいいほどの私。しっかりＬＡで素麺（天麩羅付）を食べました。
夕方、ホテルに戻って電話で取材申し込み。返事は明日くれるとのこと。 ところがCAの某人からネット上の書き込みのことで連絡が入る。今回の取材に関連した書き込みで、成り行きによっては第一目的の取材ができなくなってしまうかもしれないという。早急に日本のＣさんと連絡を取り合って、対策を考える。 よりによってなぜ今そんな書き込みが･･･と頭を抱え込む。 ネットで始まった事件が、大詰めに来て、ネットに足をすくわれたって感じ。 それほどネットってのは誰が何を書こうが自由ってことだ･･･ネットの厄介さを思い知る。あ〜あ（嘆息） そんな書き込みに挑発されずに、相手が取材を受けてくれることを祈るのみだ。 まずは何か食べて元気を出そうと思う矢先から激しい吐き気がこみ上げて、本格的に吐いてしまう。 結局この日は、夜、何も口に入れないままひたすら眠った。 |
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| ３月９日 | 今日は相手と再交渉のため夕方まで待機。 それまで観光という手もあるが、今回の旅行のメインは取材。それが終わるまでは浮かれた気分にはなれない。 それに体調も今ひとつだし、ここで体調を立て直すため、１日ホテルに籠もることに。 結局じっとしていられずに、部屋にあった分厚い電話帳や地域情報誌など３冊を隅から隅まで読んで、どうしても取材したかったある人の連絡先を探す。 と、いくつかに電話して、やっと長年取材したかった相手を発見。即、電話で取材の申し入れをする。 相手は突然のことで驚いた様子だったが、明日、取材を受けてくださるという。 やっほ〜！ これだけでも来た甲斐があったぞっ！ パソコンもなくテレビも付けず、久々にじっくりと本を読む。 落ち込んだときに思い出すのはラブ＆セントのこと。 ペットシッターさんからＦａｘが入っており、ハプニングはあったもののラブ＆セントは元気とのこと。 とりあえずはホッ。 体調も戻ってきて、Ａさんご夫婦お勧めのパスタ屋さんへ夕飯を食べに。 このお店、作っているのは米人だけど、ウェートレスさんは日本人、注文は日本語でＯＫ。 白ワイン･ツナと大根おろしのスパゲティ･１ダラーサラダを頼む。 パスタはアッサリしてすごく美味しかったけど、量が多すぎて残してしまった･･･
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| ３月10日 | やはり第一目的の取材は難航。 第二目的の取材へ。そこで驚きの事実を聞く。 夕方ホテルへ帰着。 一人で近くのスーパーへ水などの買出しに行き、帰り「吉野家」でビーフボール（牛丼）を食べる。 お店の雰囲気は日本のカウンター式と違って、普通のファーストフードの店と同じ。注文の仕方もまるでマクドナルドで注文するのと同じ。 吉牛はお持ち帰りでしか食べたことがなくて、お店で食べるのは初めてだ。 お味は･･･日本よりはお醤油味がちょっと薄くて、塩味が強かったかな。でもそれなりに美味しかったよ。
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| ３月11日 | 第一目的の取材はほとんど不可能な状態になりつつある。 それでもめげずに、一応取材先に出向く。 粘ったおかげで、新しい情報も仕入れることができた。 取材はとりあえずこれで終了。 早めにホテルに戻り、ゆっくりと体を休めつつ、本を読む。 |
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| ３月12日 | 最後の日。この日だけは目一杯観光の日。 ユニバーサルスタジオの日本語VIPツアーが催行されていれば、それに行くつもりだったけど、今回はスケジュールが合わずに断念。 その代わり、Ａさんの奥様が１日付き合ってくれ、車で案内してくださった。 まずゲッティーセンターへ 地下７階まである駐車場に車を入れて私設トラム（モノレール）で丘の上へ。 大理石をふんだんに使った広大な庭園に現代建築の美術館。 美術館の中には古代から現代に至る膨大な数の美術品（絵画だけでなく彫刻、陶磁器、装飾品、調度品などなど）が所蔵されていた。 ミケランジェロの「聖家族」、はたまたレンブラント、マネ、モネ、ルノアール、セザンヌなどの作品もたくさん展示。中でも 5,390万ドルで買ったというゴッホの「アイリス」しっかり見てきましたです。 このゲッティーセンターは、1997年12月、石油王ポール・ゲッテイが残した遺産の一部を引き継 いだゲッテイ財団が、総工費10億ドルで完成させた世界一の金持ち美術館。ポールゲッティの遺産を毎年１．４％ずつ消化しないといけないためとかで、駐車場代５ドル以外はすべて無料。 ８日に見た石油長者氏やポール･ゲッティー氏などアメリカの大富豪は規模が違うね。 晴れた日には庭園からロサンゼルスの町が一望できるらしいけど、この日は天気晴朗なれど靄（もや）一杯。晴れた日にきっと、また来たいです。
サンタモニカへ まずは昼食。サードストリート･プロムナードの「Monsoon Cafe」へ。 店内の雰囲気はまさにアジアンテイスト。３３０席の大きな店内にバンブー格子などエスニックなインテリア満載。メニューもタイ、ベトナム、中国などのアジア料理に加えてsushiやobentouといった日本食のメニューもある。と思ったら、このお店は日本が本店だったのね。 私はMONSOON ROLLをいただく。 これはエビの天麩羅とツナとカニとアスパラを海苔の代わりに胡麻と大豆で作ったモノ（名前不明）で巻いたお寿司。結構美味しくてペロッと食べましたです。
食後、サンタモニカのサードストリートをウィンドショッピング。雑貨屋さんなどブラブラ。こういう時は女二人だと時間を気にせずにブラブラできていいね。 ベネトンでバーゲンをやっており、買おうかどうしようか迷っていたら、車で遠くない百貨店の中にアウトレットがあるのだという。
俄然、買い物モードに火がついてしまった私たち（主に私）は一路、アウトレットに。 買い物ツアーじゃないんだからと自分を諌めつつ、Ａｎｎｅ ｋｌｅｉｎのふわりと軽いトレンチコートが６９ドル９７セントと知った時、「日本じゃ絶対この値段じゃ買えない･･･日本じゃ絶対･･･」と呪文のように唱えて自分に暗示をかけ･･･ついに買ってしまった･･･ ホテルからの帰り道、初日に見てからどうしても買いたかったキレイなハーブ入りのオリーブオイルとフランシス･コッポラ監督のワインをお土産用に購入。
Ｉ am hungry and angry！ 文法的には間違ってる？ 今度アメリカに行く時は抗議の言葉だけはちゃんと言えるように勉強しておきますです（笑） そんなこんなで、そのまた近くの日本料理屋さんへ行き直す。 ここは、店員さんもお客様もほとんど日本人。落ち着いた雰囲気の中で最後の夜、最後のお食事をいただきました。 |
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| ３月13日 | タイ国際航空 TG７７３便 ＬＡＸ発 １３：１０ | ||||||||||||||||||
| 昨日遅くまで付き合ってくださったＡさんの奥様とＡさんが迎えに来てくださり、空港へ。 長かったような短かったようなＬＡ滞在。 最終日以外、観光地はほとんど車で通り過ぎただけだった。 今度はゆっくりと観光と保養に来たいなぁ（格安往復航空券は北海道や沖縄に行くより安いっ！） 取材はそれなりに得るところがあった。 同時に、とってもステキなＡさんご夫妻と知り合ったし、在米期間の長いＢさんとも知り合った。 それが何よりの収穫だったような気がする。
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| ３月14日 | 成田着 １８：００ |
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